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ウォーターサーバーといえば、冷たい水と温かいお湯が出るもの。そう思っていると、機種を見比べたときに「常温水」「白湯」「再加熱」「エコモード」といった言葉が並んでいて、どれが自分に必要なのか迷うことがあります。
この記事では、各社の公式サイトに書かれている内容をもとに、ウォーターサーバーの温度の機能を整理します。どの機種が一番かを決める記事ではなく、「自分の使い方に、どの機能が必要か」を確認するための記事です。
まずは、ふつうの冷水と温水の温度を見る
温度の機能を見る前に、ふつうの冷水と温水が何℃くらいかを確認しておきます。今回確認した機種では、次のように書かれていました。
- プレミアムウォーター:famfit2は「通常約80℃の温水」、AURA Water Serverは「温水: 約85℃ 冷水: 約6℃」
- フレシャス Slat:温水は「通常80~85度」
- オーケンウォーター Smartプラス:「水温 6~10℃ 湯温 80~90℃」
- クリクラFit:「冷水:約4~10℃ 温水:約80~90℃」
今回確認した機種では、ふつうの温水はおよそ80〜90℃の範囲でした。プレミアムウォーターは公式のよくある質問で、「詳細な設定温度はウォーターサーバーごとに異なります」としています。同じ会社でも機種によって違うので、温度は機種ごとに確認するのが確実です。
温度の機能は、大きく3つに分けられる
冷水と温水のほかにある温度の機能は、大きく分けると次の3つです(分け方はこの記事による整理です)。
- 熱めのお湯にする機能:再加熱、高温水など。ふつうの温水より熱いお湯を出す
- ぬるめ・常温にする機能:常温水、白湯、冷たさをやわらげた冷水など
- 電気を抑える機能:エコモード、スリープ機能など
どれも「あれば便利」に見えますが、温度は高いほど良い、機能は多いほど良い、というものではありません。「何℃の水を、何に使いたいか」から考えると、必要な機能と、なくても困らない機能が分かれてきます。ひとつずつ見ていきます。
熱めのお湯がほしいなら:再加熱
カップ麺や、熱めのお湯で入れたい飲み物によく使うなら、再加熱の機能があるかどうかが気になるところです。
- プレミアムウォーター famfit2:「通常約80℃の温水を、約3分間で90℃まで加熱します。」
- プレミアムウォーター AURA Water Server:「温水を再加熱し約90℃の温水を出水できるようにします。(加熱には約3分かかります)」
- フレシャス Slat:「通常80~85度の温水を、約90度にまで約3~4分で再加熱することができます。」
- クリクラFit:再加熱機能付きのタイプは「再加熱時最大93℃(再加熱時間・最短約30秒)」。ただし、「再加熱機能付きをお申し込みの場合は初回金4,400円/台(税込)を頂戴いたします。」としています
ここで見ておきたいのは、次の3点です。
- 待ち時間:再加熱は、ボタンを押してから熱くなるまで少し待つ機能です。今回確認した機種では、最短約30秒〜約3~4分でした
- 追加の費用:再加熱付きのタイプを選ぶと、費用がかかる会社もあります
- 機種・プラン:同じ会社でも、再加熱がある機種とない機種があります。オーケンウォーター Smartプラスは、製品ページに再加熱の記載がありませんでした(ふつうの湯温は「80~90℃」)
ふつうの温水で足りるなら、再加熱はなくても困りません。「熱いお湯をどれくらいの頻度で使うか」を一度思い浮かべてから選ぶと、必要かどうかが見えてきます。
ぬるめ・常温がほしいなら:常温水と白湯
冷たすぎる水が苦手な人や、常温の水を飲みたい人は、常温水や白湯が出るかを見ておきます。
- プレミアムウォーター AURA Water Server:「冷水:約6℃ 常温水:約25℃ 白湯:約60℃」を含む「5種類の温度帯」
- フレシャス Slat:「ボタンを押せば、いつでも新鮮な常温水を愉しむことができます。」
- フレシャス dewo ii:常温水と高温水に加えて、「冷たすぎる水が苦手な方の為にECO冷水も搭載」とし、「6つの温度設定」があります
- クリクラFit:「停電時でもお水(常温水)を出すことができる」としています
ここで注意したいのは、「常温水」という言葉の意味が機種によって違うことです。ボタンひとつで普段から常温水が出る機種もあれば、クリクラFitのように、停電のときに常温の水を出せることを案内している機種もあります。普段から常温の水を飲みたいなら、「いつでも常温水が出るのか」を確認しておきたいところです。
赤ちゃんのミルクに使う温度については、ミルクにウォーターサーバーを使うときに確認したいことを整理した記事で扱っています。
エコモードは「温度を下げる」のか「加熱を止める」のか
エコモードやスリープ機能は、電気を抑えるための機能です。ただ、同じ「エコ」でも、仕組みは機種によって違います。
- 温度を下げる仕組み:フレシャス Slatは、「「エコ」ボタンをひと押しすると、この70度まで温度を下げる設定です。」としています。フレシャス dewo iiも、「温水は標準より少し低く、冷水は少し高く設定可能」です
- 加熱を止める仕組み:プレミアムウォーター AURA Water Serverは、「お部屋が暗くなると自動的に温水加熱を停止することで、電気代を節約する仕組みです。」としています。フレシャス Slatのスリープ機能も、「暗ければSLEEP機能が作動して温水用ヒーターの電源をオフに」する仕組みです。オーケンウォーターは自社のコラムで、「ECOボタンを押すことで6時間のエコモードが作動し温水タンクを休止状態にします。」と説明しています
加熱を止める仕組みの場合、エコモードが働いている間は、温水がふつうの温度で出るとは限りません。プレミアムウォーターは、AURA Water Serverについて「エコモードの作動中、または解除直後は温水(白湯)の温度が低くなっています。」と注意しています。夜や朝早くに熱いお湯を使うことが多いなら、エコモードがどの時間に働くのかも確認しておきたい点です。
プレミアムウォーター famfit2のように、部屋の明るさで働くエコモードに加えて、「3時間/6時間の時間指定エコモード」を選べる機種もあります。
なお、「温水を使わないなら、温水のスイッチを切ればいい」と考える人もいるかもしれません。プレミアムウォーターは、よくある質問で「温水を使わない場合でも、HOTスイッチ(温水スイッチ)は切らず、常時ONのままにしてください。」としています。理由は、「OFFにしてしまうと、お水が適切な温度に保たれず、雑菌が繁殖しやすくなるため」です。電気を抑えたいときは、自己判断でスイッチを切るのではなく、その機種のエコ機能の使い方を確認するのが安心です。電気代の目安は、ウォーターサーバーの電気代について整理した記事で扱っています。
使い方から、必要な機能を確認する
温度の機能は、多ければよいというものではありません。自分の使い方から、必要な機能を逆にたどって確認するのが確実です。
| こんな使い方なら | 確認すること |
|---|---|
| カップ麺や熱いお湯をよく使う | 再加熱があるか。何℃になるか。待ち時間と、追加の費用はあるか |
| 常温の水を飲みたい | 常温水がいつでも出るか(停電時だけではないか)。何℃くらいか |
| 冷たすぎる水が苦手 | 冷水の温度。冷たさをやわらげるモードがあるか |
| 夜や外出中の電気を抑えたい | エコモードが温度を下げるのか、加熱を止めるのか。いつ働くのか |
| 夜や朝早くにもお湯を使う | エコモード中や解除直後に、温水の温度がどうなるか |
| 小さな子どもがいる | どの温度にロックがかかるか |
※具体的な内容は機種やプランによって異なり、変わることもあります。申し込む前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。
温度の機能が増えると、チャイルドロックがかかる温度も機種によって違ってきます。たとえばプレミアムウォーター AURA Water Serverは、温水と白湯にロックがあり、「冷水、常温水はチャイルドロックフリー」としています。ロックの仕組みは、チャイルドロックの解除のしかたで選ぶ記事で整理しています。お湯の温度とお茶やコーヒーの味の関係が気になる人は、硬水・軟水で味は変わるかを確認した記事もあわせてどうぞ。
公式サイトで、機種ごとの温度を確認する
今回例にあげた会社の公式サイトです。同じ会社でも、機種やプランによって使える温度の機能が違います。申し込む前に、気になる機種の温度と機能を確認してください。順位をつけるものではありません。
- プレミアムウォーター:公式サイトで条件を確認する(広告)
- フレシャス:公式サイトで条件を確認する(広告)
- オーケンウォーター:公式サイトで条件を確認する(広告)
- クリクラ:公式サイトで条件を確認する(広告)
※広告を含みます。リンク先では、この記事で取り上げた機種以外の案内やキャンペーンが表示される場合があります。記事の内容は、各社の公式サイトに書かれている情報をもとに書いています。温度の機能は機種ごとに異なるため、申し込む前に、選ぶ機種の仕様を公式サイトで確認してください。
まとめ:「どの温度を、どう使うか」から選ぶ
- ふつうの温水は、今回確認した機種ではおよそ80〜90℃。温度は機種ごとに違う
- 温度の機能は、熱めにする(再加熱)、ぬるめ・常温にする(常温水・白湯)、電気を抑える(エコ)の3つに分けられる
- 再加熱は、待ち時間・追加の費用・使える機種を確認する
- 「常温水」は、いつでも出るのか、停電時に出せるのかで意味が違う
- エコモードには、温度を下げる仕組みと、加熱を止める仕組みがある。加熱を止める仕組みでは、作動中や解除直後に温水がぬるくなることがある
温度の機能は、名前が同じでも中身が機種によって違います。「熱いお湯をどれくらい使うか」「常温の水を飲みたいか」「夜や朝にもお湯を使うか」を先に考えておくと、必要な機能と、なくてもいい機能が見えてきます。機能の多さではなく、自分の暮らしで使う温度から選んでいきましょう。


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