ウォーターサーバーのお手入れ機能はどう選ぶ?クリーン機能でできることと、自分でやることを確認する

選び方

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ウォーターサーバーの公式サイトを見ていると、「クリーン機能」「UV殺菌」「メンテナンスフリー」といった言葉がよく出てきます。お手入れの手間を減らしたい人ほど、こうした機能が気になるかもしれません。

ただ、機能の名前が似ていても、何をしてくれるのか、どこに働くのかは機種によって違います。そして、機能があっても、自分でやるお手入れがなくなるわけではありません。

この記事では、各社の公式サイトに書かれている内容をもとに、ウォーターサーバーのお手入れ機能を整理します。どの機種が一番かを決める記事ではなく、「機能が何をしてくれて、自分には何が残るのか」を確認するための記事です。

お手入れ機能があっても、自分でやるお手入れは残る

最初に押さえておきたいのは、お手入れ機能が働くのは、主にサーバーの内部だということです。

プレミアムウォーターは、お手入れ方法のページで、「長期間使用してもウォーターサーバー内部は衛生的に保たれますが、お水が通る出水口等に水垢や汚れが付着していたら不衛生になります。」としています。オーケンウォーターも、よくある質問で内部を「メンテナンスフリーの構造」としたうえで、「外側(水の差込口、冷温水レバー等)のお手入れは、お客様にてウェットティッシュやブラシ等で行っていただきます。」と書いています。

つまり、内部は機能やメーカー側のしくみが受け持ち、注ぎ口や水受け皿のような外側は自分で手入れする、という分担です。日常のお手入れと専門のメンテナンスの違いは、日常のお手入れと専門メンテナンスの考え方を整理した記事で扱っています。この記事では、そのうち「機種に付いている機能」を中心に見ていきます。

内部を清潔に保つしくみは、大きく3つ

今回確認した機種では、内部を清潔に保つためのしくみは、大きく分けると次の3つでした(分け方はこの記事による整理です)。

ウォーターサーバーの内部を清潔に保つしくみが、温水をめぐらせる、光(UV)を当てる、外の空気を入れにくくするの大きく3つに分けられることを示した図解(どこに、何が働くのかを確認する) ウォーターサーバーの内部を清潔に保つしくみが、温水をめぐらせる、光(UV)を当てる、外の空気を入れにくくするの大きく3つに分けられることを示した図解(どこに、何が働くのかを確認する)
  • 温水をめぐらせる:サーバーの中に温水を循環させるしくみ
  • 光(UV)を当てる:タンクの中に、殺菌効果のある光を当てるしくみ
  • 外の空気を入れにくくする:空気が入りにくい構造や、きれいにした空気を取り込むしくみ

ひとつの機種に、いくつかのしくみが組み合わされていることもあります。どれが優れているという話ではなく、「その機種にはどのしくみがあり、どこに働くのか」を見ておくのが確実です。

温水をめぐらせる:サーバーの中に温水を循環させる

フレシャスのSlatは、「サーバー内全体に定期的に温水を循環させる『フレッシュ機能』で、温水・冷水の滞留を防ぎ新鮮な状態をキープ。」としています。公式の特集ページでは、スラットなどに2つのメンテナンス機能があるとして、サーバー内のお水を循環させる「オートピュアキープシステム」は「5日に1回自動で作動」、温水をサーバー全体に循環させる「フレッシュモード」は「30日ごとの目安で自動」で作動すると説明しています。

オーケンウォーターは、よくある質問で「無菌エアシステム及び熱水循環システム導入により、内部メンテナンスフリーの構造となっております。」と説明しています。製品ページでは、Smartプラスに「ウォーターサーバー内部を常にクリーンな状態に保つWクリーン機能を搭載。」と書かれています。公式のコラムによると、Wクリーン機能は「クリーンエア機能」と「クリーンサイクル機能」の2つで、クリーンサイクル機能は「定期的に内部配管に熱水を循環させる」ものです。

循環の間隔は、会社によって案内の細かさが違います。フレシャスは日数まで書いていますが、オーケンは今回確認したページに日数の記載がありませんでした。気になる場合は、取扱説明書や問い合わせ窓口で確認しておくと安心です。

光(UV)を当てる:どのタンクに当てるかを見る

光を当てるしくみでは、「どこに当てるのか」を見ておきたいところです。

  • プレミアムウォーター AURA Water Server:「UV LEDを定期的に照射して、冷水タンク内のお水を殺菌する機能を搭載。」としています。「加熱殺菌がされない冷水でも、UV殺菌でさらに衛生的にご利用いただけます。」とも書かれています
  • フレシャス dewo ii:「ウォーターサーバー内部を定期的に殺菌効果のある光で照射してくれる」としています
  • フレシャス dewo mini:公式の特集ページで、UV-LEDを搭載するモデルとして紹介されています。「動作中も冷水・温水ともに給水できる」とも書かれています

AURA Water Serverは、UV殺菌を「背面のスイッチで簡単にON・OFFの切替えが可能です。」としています。そのうえで、「原則、殺菌機能を利用しなくても普段のお手入れだけで十分衛生的にご利用いただけます」とも書かれています。UVの機能は、日常のお手入れの代わりではなく、上乗せの機能として案内されている、ということです。また、UVが作動している間に水が使えるかどうかも、機種によって案内が違います。使いたい時間帯と重なるかを見ておくと、日々の使い心地を想像しやすくなります。

外の空気を入れにくくする:空気の入り方を見る

ボトルやパックから水が減ると、その分だけ空気が入ろうとします。この空気の扱い方も、衛生のしくみのひとつです。

  • フレシャス:Slatは「エアレス構造のため雑菌などを含む外気の侵入がほとんどなく」としています。また、水のパックは「容器が収縮。お水が空気に触れにくく」と説明しています
  • オーケンウォーター:「無菌エアー導入システム」を、「ウォーターサーバータンク内にクリーンエアを送り込むシステムです。」としています。コラムでは、Smartプラスの「クリーンエア機能」を、「外部からタンク内に入る空気を徹底的に清浄化し、空気由来の雑菌混入を防ぐ」ものと説明しています
  • プレミアムウォーター:「外部の空気が入りにくい構造に加え、冷水と温水タンク内を一定温度に保つことで衛生状態を長期間維持します。」としています

このしくみは、ボタンで動かす「機能」というより、サーバーやボトルの構造そのものです。製品ページの「機能」の欄だけでなく、構造の説明も見ておくと、その機種の考え方が分かりやすくなります。

機能が届かない場所:自分でお手入れするところ

どのしくみがあっても、注ぎ口や水受け皿のように外に出ている部分は、自分でお手入れします。

お手入れ機能が受け持つ内部(タンクや配管)と、自分でお手入れする外側(注ぎ口・水受け皿・ボトルの差込口まわり・本体の外側と背面)を分けて示した図解 お手入れ機能が受け持つ内部(タンクや配管)と、自分でお手入れする外側(注ぎ口・水受け皿・ボトルの差込口まわり・本体の外側と背面)を分けて示した図解

たとえばフレシャスは、よくある質問で、Slatのお手入れの目安を次のように案内しています。

  • コックキャップ:「清掃の目安:1週間毎」。取り外して水洗い
  • インナーノズル:ブラシや綿棒で汚れを取り除く
  • ホルダー内:「パック交換時に」。受水棒まわりの水気を拭き取る
  • ドリップトレイ:「清掃の目安:1週間毎」。中性洗剤で洗う
  • 背面部分:「清掃の目安:半年に1回」。ほこりを掃除機で吸い取ってから拭く

お手入れする場所や頻度は、会社や機種によって違います。プレミアムウォーターのfamfit2では、出水口と水受け皿が「1週間ごとに」、本体と背面が「1か月ごとに」と案内されています。AURA Water Serverには、付属品として「出水口清掃用ブラシ」が付いています。

お手入れ機能を比べるときは、「内部に何をしてくれるか」だけでなく、「自分でお手入れする場所が、どこに、どのくらいの頻度であるか」もあわせて見ておくと、毎日の手間が想像しやすくなります。手が届きにくい場所に置くと、このお手入れは面倒になりがちです。置く場所の考え方は、置き場所とサイズについて整理した記事で扱っています。

「メンテナンス不要」の中身も、会社によって違う

お手入れ機能とあわせて、「メンテナンス」の考え方も会社によって違います。

  • オーケンウォーター:内部は「メンテナンスフリーの構造」。外側はお客様がお手入れ
  • プレミアムウォーター:「定期的な専門メンテナンスは不要です。」とし、日々のお手入れを基本にしています。さらに徹底したい人向けに、電解水で内部を洗浄できる「セルフクリーニングキット」と、専門スタッフが自宅でクリーニングする「訪問クリーニングサービス」を用意しています
  • フレシャス:「簡単なセルフメンテナンスをお願いしております。」としています。また、「旅行などで1ヵ月以上の長期にわたってご使用を休止されていた場合」は、フリーダイヤルに相談するよう案内しています。特集ページでは、「メンテナンスフリー」という言葉について、「メンテナンスをしなくてよい」が「メンテナンス機能がついている」のかどうかは確認が必要で、どんなサーバーも内部の機能のほかに日々のお手入れが欠かせない、と説明しています
  • クリクラ:クリクラFitの製品ページでは、「毎年サーバー本体をお取り替えし、普段は見えない内部まで洗浄・殺菌を実施。」としています。交換の作業は、担当のスタッフが行うとしています。クリクラのメンテナンスのページでは、「メンテナンスフリー」を「熱水循環によってウォーターサーバー内部を洗浄する自動クリーン機能があり、メンテナンスを不要とすること」と説明しています。そのうえで、ボトルの差込口やコックは外気に触れて汚れやすいため、自動内部クリーン機能があっても「ずっとキレイな状態のサーバーを使えるわけではありません」としています

オーケンウォーターは、公式のコラムで、サーバー本体を希望のタイミングで交換できるとしています(規約満了前は手数料がかかる場合があります)。

内部を機能やしくみで保つ考え方と、サーバー本体を定期的に交換する考え方があります。「メンテナンスフリー」という言葉も、会社によって指す範囲が違うため、その会社が何を不要と説明しているかを見ておきたいところです。どちらが良いかではなく、自分がどこまでお手入れできるか、交換の立ち会いができるかといった暮らし方とあわせて考えると選びやすくなります。

自分の暮らしから、確認したいことを決める

お手入れ機能は、多ければ安心というものではありません。自分の暮らしで気になることから、確認する項目を決めておくと見比べやすくなります。

こんなときは確認すること
お手入れの時間をあまり取れない自分でお手入れする場所と、その頻度(ボトル交換ごと・週1回・月1回など)
内部の衛生が気になる温水循環・UV・空気のしくみのどれがあるか。どこに働くか
冷たい水をよく飲むUVなどのしくみが、冷水タンクに働くか
機能を自分で切り替えたい機能のON・OFFを切り替えられるか
UVや循環が働いている間も水を使いたい作動中に冷水・温水が使えるか。いつ作動するか
長く家を空けることがある長期間使わなかったときの扱い(問い合わせが必要かなど)
定期的な交換や訪問を受けたい本体の交換や訪問クリーニングがあるか。費用はかかるか

※具体的な内容は機種やプランによって異なり、変わることもあります。申し込む前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

公式サイトで、機種ごとのお手入れ方法を確認する

今回例にあげた会社の公式サイトです。同じ会社でも、機種によってお手入れ機能やお手入れの方法が違います。申し込む前に、気になる機種のお手入れ方法を確認してください。順位をつけるものではありません。

※広告を含みます。リンク先では、この記事で取り上げた機種以外の案内やキャンペーンが表示される場合があります。記事の内容は、各社の公式サイトに書かれている情報をもとに書いています。お手入れ機能やお手入れの方法は機種ごとに異なるため、申し込む前に、選ぶ機種の仕様を公式サイトで確認してください。

まとめ:「機能が何をしてくれて、自分に何が残るか」から選ぶ

  • お手入れ機能が働くのは主に内部。注ぎ口や水受け皿など外側のお手入れは、機能があっても自分でやる
  • 内部を清潔に保つしくみは、温水をめぐらせる・光(UV)を当てる・外の空気を入れにくくする、の3つに分けられる
  • UVは、どのタンクに当てるのか、ON・OFFを切り替えられるかを見る
  • 自分でお手入れする場所と頻度は、会社や機種によって違う
  • 「メンテナンス不要」「メンテナンスフリー」の中身も会社によって違う。機能やしくみで保つ考え方と、本体を定期交換する考え方がある

お手入れ機能は、名前だけでは中身が分かりにくいものです。「機能が内部に何をしてくれるか」と「自分でお手入れする場所がどこに、どのくらいあるか」を並べて見ておくと、自分の暮らしで続けやすい一台を考えやすくなります。

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