卓上型ウォーターサーバーのメリット・デメリット|「小さいから」で選ばないために

キッチンカウンターでメジャーを使い、卓上型ウォーターサーバーの置き場所を確認している女性 生活の悩み

「置き場所がないから、卓上型にしよう」

ウォーターサーバーを検討していると、こう考える人は少なくありません。実際、卓上型は床置き型に比べてコンパクトで、部屋に置いたときの圧迫感も少なく感じられます。

ただし、「小さいから置きやすい」というイメージだけで選んでしまうと、実際に設置する段階になって「思ったより奥行きがある」「上に空間が必要だった」といった想定外に気づくことがあります。卓上型は床置き型とは違う場所に、違う条件で置く機器です。

この記事では、卓上型ウォーターサーバーのメリットとデメリットを整理したうえで、置く前に確認しておきたいポイントを具体的にまとめます。「自分の生活に卓上型が合うかどうか」を判断する材料として読んでみてください。

卓上型ウォーターサーバーとは?

卓上型ウォーターサーバーは、その名の通りテーブルやキッチンカウンター、専用の台などの上に設置して使うタイプのウォーターサーバーです。床に直接置く「床置き型」に対して、高さを抑えたコンパクトな本体が特徴です。

ここで誤解しやすいのが、「卓上型=どこにでも置ける」というイメージです。卓上型は本体そのものは小さくても、次のような条件が必要になります。

  • 本体を安定して置ける台やカウンター
  • ボトル交換や給水のための上方向のスペース
  • 電源コンセントが近くにあること

つまり卓上型は、「本体が小さい」のであって、「設置に場所を選ばない」わけではありません。この違いを踏まえたうえで、メリット・デメリットを見ていきましょう。

卓上型のメリット

設置スペースを抑えやすい

床置き型は横幅30cm前後・奥行き30〜35cm程度、高さ100〜130cm程度が一般的です。卓上型はこれより本体自体の専有面積・高さを抑えられる機種が多く、部屋の中で場所を取りにくいという特徴があります。

キッチンなど生活動線に置きやすい

床置き型は「1台分の設置スペース」を新たに確保する必要がありますが、卓上型はキッチンカウンターや作業台の空きスペースに置けるため、料理中や洗い物のついでに水を使う、といった生活動線に組み込みやすい面があります。

一人暮らし・少人数世帯と相性がいい場合がある

使用する水の量が少ない一人暮らしや二人暮らしの世帯では、床置き型のような大容量タイプよりも、卓上型のコンパクトさが暮らしの規模に合っていることがあります。

床置き型より圧迫感を抑えやすい

部屋の中に大きな家電が増えることに抵抗がある人にとって、床置き型よりも存在感を抑えられる点は卓上型のメリットです。

卓上型のデメリット

置く台が必要

卓上型は「床に置かない」ということは、逆にいえば「置く場所を別に用意する必要がある」ということでもあります。すでにキッチンカウンターなどに十分なスペースがあれば問題ありませんが、そうでない場合は専用の台や棚を新たに用意しなければならないケースもあります。

奥行きが意外とある

本体の高さは低くても、奥行きは床置き型とそれほど変わらない機種もあります。「小さい」という印象だけで判断すると、実際に置いてみたら想像より奥行きを取られた、ということが起こりえます。

給水・ボトル交換に上方向のスペースが必要な場合がある

天然水タイプでボトルを上から差し込むタイプの機種の場合、本体の上にボトルを持ち上げてセットするための空間が必要です。棚の下やキッチンの吊り戸棚の下などに置こうとすると、この上方向のスペースが足りないことがあります。

台の耐荷重を考える必要がある

ウォーターサーバー本体に加えて、水(ボトルやパック)の重さも合わさります。特に天然水タイプは水の重量があるため、置く台やカウンターがその重さに耐えられるかどうかを事前に確認しておく必要があります。

水を置く場所+本体の高さまで考える必要がある

卓上型は本体の高さだけでなく、「台の高さ+本体の高さ」で最終的な高さが決まります。棚の中に置く場合は、この合計の高さが収まるかどうかも合わせて確認が必要です。

卓上型を置く前に確認したい4つのこと

卓上型を検討するときは、次の4点を実際の設置場所で確認しておくと、購入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

卓上型ウォーターサーバーを置く前に確認したい4つのこと:幅・奥行き・上方向の空間・台の強度と電源 卓上型ウォーターサーバーを置く前に確認したい4つのこと:幅・奥行き・上方向の空間・台の強度と電源

① 幅
台やカウンターの幅に対して、本体の幅がきちんと収まるか。両サイドに数cm程度の余裕があるかも確認しておくと安心です。

② 奥行き
奥行きは見落としやすいポイントです。台やカウンターの奥行きに対して、本体の奥行きが収まるか、手前にはみ出さないかを確認しましょう。

③ 本体上部の空間
ボトル交換や給水に必要な高さが、設置場所の上方向に確保できるか。棚の下や吊り戸棚の下に置く場合は特に注意が必要です。

④ 台の強度・電源
本体と水を合わせた重さに、台やカウンターが耐えられるか。また、電源コンセントが近くにあるか、延長コードが必要にならないかも確認しておきたいポイントです。

特に③上方向の空間と④台の強度・電源は、カタログの数値だけでは気づきにくく、実際に設置場所で確認してはじめて分かることが多いポイントです。購入前に、実際の設置候補の場所でこの4つを一つずつ当てはめてみることをおすすめします。

卓上型が向いている人・向いていない人

ここでいう「向いている・向いていない」は、卓上型そのものが優れているかどうかではなく、上記4つの条件が自分の設置環境に当てはまるかどうかという話です。

向いている人

  • 一人暮らし・二人暮らしなど、使用する水の量が少なめの世帯
  • キッチンカウンターなど、すでに置けそうなスペースがある人
  • 床置き型のような存在感の大きい家電を増やしたくない人

向いていない人

  • 家族が多く、使用する水の量が多い世帯(交換頻度が上がりやすい)
  • 設置候補の場所に十分な奥行き・上方向のスペースを確保できない人
  • 置く台やカウンターの耐荷重に不安がある人

床置き型のほうがいいケースもある

「コンパクトだから」という理由だけで卓上型を選ぶ必要はありません。使用する水の量が多い世帯や、そもそも置く台の確保が難しい場合は、床置き型のほうが結果的に無理のない選択になることもあります。

浄水型と宅配型のどちらが自分に合うかを整理したい場合は「浄水型と宅配型ウォーターサーバーはどっちがいい?」も参考にしてください。具体的な商品を比較検討したい場合は「ウォーターサーバー6社を比較」もあわせてご覧ください。

それでも卓上型を選びたいなら、次に考えること

ここまでのポイントを踏まえたうえで、それでも卓上型が自分の生活に合いそうだと感じたら、次は具体的にどの機種が候補になるかを見ていく段階です。卓上型にも浄水型・天然水型があり、料金の仕組みやサイズにも違いがあります。

浄水型(every frecious mini)と天然水型(dewo mini)、それぞれどんな人に向いているかを比較した「卓上型ウォーターサーバー、結局どっちがいい?浄水型 vs 天然水型で比較」で、自分に合うタイプを確認してみてください。

まとめ

卓上型ウォーターサーバーは、「小さいから」で選ぶものではなく、「置く場所・使い方・水の量」に合っているかどうかで選ぶものです。

設置を検討している場所に、幅・奥行き・上方向のスペース・台の強度という4点を実際に当てはめてみてください。それで無理がなければ卓上型は有力な候補になりますし、逆に条件が合わなければ、床置き型を含めて選び直すのも自然な判断です。

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